2008/04/07 [Mon] 00:11:56 » E d i t
女は消えていた
おかしいと思いつつも、
やはり可愛い子が少ないこの街では貴重な女。
どちらともなく、無言で辺りのアパートを偵察する。
・・・やっぱりいないか。
そう思って帰ろうとすると、
ふとあるボロアパートが目に止まった。
もしかしてあそこかもしれない。
なんの根拠もない、カンだったがしかし
ふたりは何かにひかれるようにアパートの下まで走っていった。
案の定
というか奇跡的に
女はちょうどドアを開けて中にはいるところだった。
>・・・二階の一番奥・・・。
一人が勢いよく階段を上る。
二人目も同じようにして駆けつけた。
>おい、チャイムならしてみるか?
>やめろよ、彼氏いたらどうするんだよ!
部屋だけちょっと覗いて、そしたら次の機会にしようぜ!
>んー・・・じゃあ覗いてみるか。
俺が先だぞ!
>えぇ!!
一人が覗き窓から中を覗く。
幸い古いタイプで、こちらからも少しは見えるようだ。
しかし反応はいまいちだ。
>なんだよ、テンション低いな。
彼氏いたのか?
>・・・いや、それが妙なんだよ。
なんにも見えないって言うか・・・さぁ。
>っみえないはずないだろ!!どけよ!
もう一人が覗き窓を覗いた。
やはり反応はいまいちだった。
>な?だろ?やっぱりなんも見えなかったんだ。
>見えないって言うかさあ、
なんか部屋が赤くねぇか・・・?真っ赤。
>ちょっとみせろ!
そんな具合で二人はのぞきにしては長い間、
ドアの前で入れ替わり立ち替わり部屋を覗いていた。
結局二人の結論は、<のぞき窓に赤いセロファンを張っている>
だとか、その他もろもろくだらない理由だった。
しかしやはりふに落ちない。
すると目の前を住人らしきおばさんが通りかかった。
>あ!ねぇねぇおばさん、あそこの角の人さ・・・
と言いかけるとおばさんは
>あぁ、あの子いいこよねぇ・・・ホント。
アパート周辺の掃除までしてくれるのよ。ホント。
顔も、可愛いしねぇー
と笑顔になった。
あぁ、やっぱり!と二人が顔を見合わせていると
おばさんが急にため息を漏らしてつぶやいた。
>あの子・・・あの子の目さえ普通なら、
今頃いい人いたでしょうに・・・
>え?彼氏いないの?やったー!
>あなた、知らないの?
>え?なにが?
>あの子の目、真っ赤なの。
白目も黒目もないの。
ただ、真っ赤なのよ・・・
おばさんは大きなため息をついてその場を去った
そのあとどうやって家に帰ったのかは二人とも覚えていないという。
とある街に
仲の良い二人組の男たちがいた
二人でなにをするでもなくぶらぶらと歩いていると
ふと、
いつの頃からか目の前に白いワンピースを着た女が歩いているではないか。
二人で顔を見合わせたが、
やはり二人ともいつからこの女がいたのか解らない。
見るとスタイルも良く、黒髪で、二人ともストライクだった。
>こんな可愛い子この街におったかな?
>いや、あの子は振り向いたら絶対可愛いぞ!
そんな風に会話しながらも
二人はやはりどうしても顔が見たかった。
>お、お前声かけろよっ
一人が言うともう一人は おっしゃ と早歩きで女に近寄っていった。
ところが
早歩きしているはずなのに距離が全然縮まないのだ。
だんだん二人はやけになって走り出すのだが
女はすーっとさらに前を普通に歩き続けている。
そして次の角を曲がった瞬間・・・
仲の良い二人組の男たちがいた
二人でなにをするでもなくぶらぶらと歩いていると
ふと、
いつの頃からか目の前に白いワンピースを着た女が歩いているではないか。
二人で顔を見合わせたが、
やはり二人ともいつからこの女がいたのか解らない。
見るとスタイルも良く、黒髪で、二人ともストライクだった。
>こんな可愛い子この街におったかな?
>いや、あの子は振り向いたら絶対可愛いぞ!
そんな風に会話しながらも
二人はやはりどうしても顔が見たかった。
>お、お前声かけろよっ
一人が言うともう一人は おっしゃ と早歩きで女に近寄っていった。
ところが
早歩きしているはずなのに距離が全然縮まないのだ。
だんだん二人はやけになって走り出すのだが
女はすーっとさらに前を普通に歩き続けている。
そして次の角を曲がった瞬間・・・
女は消えていた
おかしいと思いつつも、
やはり可愛い子が少ないこの街では貴重な女。
どちらともなく、無言で辺りのアパートを偵察する。
・・・やっぱりいないか。
そう思って帰ろうとすると、
ふとあるボロアパートが目に止まった。
もしかしてあそこかもしれない。
なんの根拠もない、カンだったがしかし
ふたりは何かにひかれるようにアパートの下まで走っていった。
案の定
というか奇跡的に
女はちょうどドアを開けて中にはいるところだった。
>・・・二階の一番奥・・・。
一人が勢いよく階段を上る。
二人目も同じようにして駆けつけた。
>おい、チャイムならしてみるか?
>やめろよ、彼氏いたらどうするんだよ!
部屋だけちょっと覗いて、そしたら次の機会にしようぜ!
>んー・・・じゃあ覗いてみるか。
俺が先だぞ!
>えぇ!!
一人が覗き窓から中を覗く。
幸い古いタイプで、こちらからも少しは見えるようだ。
しかし反応はいまいちだ。
>なんだよ、テンション低いな。
彼氏いたのか?
>・・・いや、それが妙なんだよ。
なんにも見えないって言うか・・・さぁ。
>っみえないはずないだろ!!どけよ!
もう一人が覗き窓を覗いた。
やはり反応はいまいちだった。
>な?だろ?やっぱりなんも見えなかったんだ。
>見えないって言うかさあ、
なんか部屋が赤くねぇか・・・?真っ赤。
>ちょっとみせろ!
そんな具合で二人はのぞきにしては長い間、
ドアの前で入れ替わり立ち替わり部屋を覗いていた。
結局二人の結論は、<のぞき窓に赤いセロファンを張っている>
だとか、その他もろもろくだらない理由だった。
しかしやはりふに落ちない。
すると目の前を住人らしきおばさんが通りかかった。
>あ!ねぇねぇおばさん、あそこの角の人さ・・・
と言いかけるとおばさんは
>あぁ、あの子いいこよねぇ・・・ホント。
アパート周辺の掃除までしてくれるのよ。ホント。
顔も、可愛いしねぇー
と笑顔になった。
あぁ、やっぱり!と二人が顔を見合わせていると
おばさんが急にため息を漏らしてつぶやいた。
>あの子・・・あの子の目さえ普通なら、
今頃いい人いたでしょうに・・・
>え?彼氏いないの?やったー!
>あなた、知らないの?
>え?なにが?
>あの子の目、真っ赤なの。
白目も黒目もないの。
ただ、真っ赤なのよ・・・
おばさんは大きなため息をついてその場を去った
そのあとどうやって家に帰ったのかは二人とも覚えていないという。
| h o m e |
≪ ほの暗い水のそこから
|
サイレン ≫
| h o m e |
この記事のトラックバックURL
http://killer4of4hell.blog96.fc2.com/tb.php/2-608750a3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
